NARD農場研修②
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東京都板橋区大山の自宅サロン
女性専用・1日1名様限定
ほのかな香りと優しいタッチでカラダとココロが和らぐ時間(とき)を…
aromatherapysalon
朋香(ほのか)
セラピストのtomoです。
日曜日のNARD農場研修①の続きです。
午後は、スライドを見ながらお話を聞きました。
まずは、精油の収穫時期にお話でした。
だいたい5月くらいからこちらの農場では植物の収穫が始まり、
5月GW明け:タイムブルガリス
5月:カモマイル・ジャーマン
6月:ローズ
6月中旬~7月:タイム・マストキナ
6月中旬~7月中旬:ドクダミ
ドクダミは今の季節どこでも咲いてるから写真は撮りませんでした(笑)
6月下旬~7月中旬:ラベンダー・アングスティフォリア
こちらはラベンダー・ストエカス
ラベンダーは他に、
●ラベンダー・レイドバン(ラバンジン)
●ラベンダー・スピカ(スパイクラベンダー)
がありますが、ラベンダー・ストエカスだけは、他のものと違って形が変わっています。
形の違いは成分の違いということで、ストエカスはケトン類のフェントンが多く含まれているとのことでした。
6月~7月中旬:カモマイル・ローマン
ジャーマンは一年草で花から採油。
ローマンは多年草で、花、茎、葉の全草から採油。
ジャーマンは花部を縦に切ると、中が空洞になっているので、そこで見分けるということでした。
ジャーマンと言えば、アズレンブルーということですが、ローマンは花以外の部分でアズレンが検出されるらしく、ローマンは、エステル類が多いので、精神へのアプローチですが、アズレンブルーは肌への働きが期待できるそうです。
7月上旬~8月:エキナセア
プルプレア
7月中旬~8月下旬:ミント系
スペアミント
アルベンシスミント
スペア他にペパーミントやベルガモットミントなど。
メントールが下がるとメントンが上がる=ケトン類が増えるのは質が良くなくなる。やはり、収穫する時期で、含有量が変わってしまい、花がつく前と後では変わるそうです。
8月下旬から10月下旬:ティートリー
ティートゥリーと言えば、オーストラリア産が有名ですが、今は、中国産やアフリカ産のティートゥリーが多くなってきているそうです。オーストラリア産は生産量は変わらず、輸出量は増えいるとのことで、必然的に他の国に頼らざるを得なくなっているようです。
アフリカ産は質が悪くはない…とのことですが。
8月下旬~10月上旬:ローズマリー
精油の蒸留所のところでもお話がありましたが、とても優秀(たくさん精油が採油できるという意味で)ですね。
9月中旬から10月下旬:ユーカリ・ラディアタ
ここで、ラディアタとグロブロスの葉を見せてくれました。
グロブロスは香りの袋が透けて見えて、葉をクシャクシャすると精油が葉上にテカテカ光って見えました。
10月中旬~12月上旬:ユーカリ・レモン
植物はあったのかな~?
蚊よけの香りですよね。
テルペン系アルデヒド類で、シトロネロールやネラールの成分で、似たものだと、リトセアやシトロネラ・ジャワも使えますね…ということで、
ここで知識があれば、抗炎症作用としても使えるので、今日の農場へ行った時の筋肉痛にも使えるので、やはり知識が必要ということでした。
12月上旬:ユズ
植物の話が終わったら、ハーブウォーターのお話しでした。
今はハーブウォーターとして、色々なものが出回っているそうです。
例えば、精油と同じような強い香りのものがあるそうで、それは、精油や香料が入っている。
そうすると、油分が浮いてくるので、乳化剤を使用している。
乳化剤が入っていれば白濁している…というもの。
化粧品は全成分表示が義務付けられているので、その表示を見れば何が入っているかわかるとのことです。
ローズの場合は…
●ダマスク花油=精油
●ダマスクエキス
●ダマスク花水=ハーブウィーター
他の植物になれば、〇〇(花)油、〇〇(花)水となります。
水と結びつくと腐るので、ハーブウォーターは『正しい保管をして』3か月を目途に使い切ってくださいとのことでした。
次は品質の話でした。
今
●食品添加物だから高品質
●分析しているか高品質
…など謳っていますか本当?ということでした。
精油に関して言えば、食品添加物であっても、化粧品であっても、雑貨であっても、同じロットでもカテゴリーの違いだけとのことです。
食品添加物とは『食品を作るときに使うもので、商品を加工、保存するときに添加するもの』
⇒食品添加物はそもそも添加物であり、食品ではない。食品であるような表現を用いることで、アロマテラピーの知識のない人が多量に精油を摂取した場合、トラブルが起こる可能性がある。
このトラブルが多発すると、精油そのものの取り締まりが厳しくなり、精油が使えなくなるかもしれない…というのが一番の懸念事項である。
きちんと勉強している方の方は、経口摂取をむやみに勧めず、逆に知識なないなら控えるべきと警鐘をならしてますよね。
やはり、正しい知識をもってしようするのが、一番精油を活用できるのではないでしょうか。
また、分析していれば高品質か?ということ。
高品質のものは、それぞれの成分の基準値(含有率)で決まります。
例えばローズマリー・シネオールと売っている精油の場合、
A社の精油は、1.8シネオールの含有率が45%、カンファーが10%。
B社の精油は、1.8シネオールの含有率が20%、カンファーが30%。
知識がある人は、成分分析表を見て、これを『???』と思いますよね。
B社の精油を高品質とはいえないですよね。
ここでも、、知識が必要ですよね…ということでした。
そして、残留農薬のお話。
精油は、植物の成分が凝縮されています。
そして、農薬も凝縮されるということです。
オーガニックと言われるものでも、農薬が検出されることが多くなっているそうです。
精油を選ぶ時も考えていかないとならないですよね。
…とここまでお話で、そのあとはクラフト作りでした。
ネロリの練香とロースハーブウォーターとラベンダー精油のローションでした。
お土産にハーブウォーターボトルはちみつローズマリードライのラベンダー
といただきました。
これで、農場研修は終わりました。
行きとは違う甲府に一駅近くなった『竜王駅』まで送っていただき、また中央本線で甲府駅まで戻るのすが、30分くらい待ち時間がありました。
甲府駅では家族から頼まれていた信玄餅をお土産で購入し、電車の中でのおやつに信玄餅アイスを購入。
大山駅に到着すると雨が降っていました。
帰宅後、まずはいただいてきたローズやハーブ類を仕分け。
ローズマリーは植えられるように、余分な葉を落とし、茎を斜めに切って水栽培。
落とした葉は、オリーブオイルに漬け込んだのと、じゃがいもでいただきました。
スペアミントもくったりしてたのを水に挿したら元気になったので、時を見て土へ植えます。
ローズは少しシワシワになってきました。
全量77g
●10g:マセレーションオイル(リッチにアルガン💕)●50g:コーディアル●27g:ローズソルトになりました。
王道のドリンク
ヨーグルトにかけてみたり(わかりにくいですが)
煮出したものは、お風呂に入れて終了です。
カモミールもお風呂に入れました。
ローレルは葉をいただいてきました。
これは何の実だと思いますか?
くるみの実です。
葉や実を落とした切り口が、ローレルやユーカリのようスッとした香りがしました。
それぞれの植物を視覚、嗅覚、味覚で楽しみました。
何にしようか、色々考えるのも楽しみですね。
今まで精油が採油できる植物を見ることがあまりなかったのが、実はアロマセラピストとしてコンプレックスになっていたのもありました。
庭がないので、家で育てることもできなかったのですが、スタッフの方も『実際の植物を見るのはなかなか難しい。でもそれを見てもらう場所を作りたかった』というお話しがあり、私だけではなかったのかも?と少し安心しました。
機会があれば、これからも植物を見ていきたいと思っていますが、今回はとにかく、植物を見ることができて良かった…というのが一番の感想でした。
ここに行けば見られる…という場所ができてうれしいです。
最後までお読みいただいきありがとうございました😊
明日も笑顔が溢れる1日になりますように…✨