精油の化学

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朋香(ほのか)

セラピストのともこです。

今日はまた寒さが戻りました。

お天気が良かったので、気を抜いてベランダに出たら、思いの外寒かったです。

今日は2週間前に行われた精油の化学の講座の2回目。

前回は、化学の基礎ということで、精油については全く触れずでしたが、今日は、ガッツリ精油の化学でした。

まずは、前回学んだイソプレン骨格(これは前回の写真です)

先生のお話しを真剣に聞いてます(口が半開き💦)

 イソプレン骨格が2つになった、モノテルペン。水素の玉を付けていないので、ちょっと見た目は違いますが。
うんうん、ここまではまだ大丈夫(笑)

 リモネンは、発砲スチロールを溶かす?という実験。
今回私は、柑橘系はグレープフルーツとベルガモットと持参しました。他、マジョラム、ローズウッド、ローレル、フランキンセンス。
ローズウッド以外は溶けました。
他の方の精油だと、パルマローザ、ホーウッド、パチュリ、ベチバー、シトロネラ、ヒバ、リンデンが溶けていませんでした。

官能基カルボニル基。私は酸素で炭素さんと二重結合中。 

 ケトン類の一種から樟脳(カンファー)を持ってきてくださいました。 その際、昔の粉薬のように薬包紙に包む作業を初体験。 今は、虫除けで樟脳を使うことはなくなり、無臭の防虫剤を使っていますが、気化して体内に入っている!という。
洋服に防虫剤を使っていませんが、雛人形とか、樟脳がいいのかな…。 あと、今回学んで、びっくりしたのが、クラリセージの成分と言われているスクラレオール。 これは、女性ホルモン様作用があるため、禁忌や注意事項がある精油ですが、構造式を見ると、スクラレオールと、エストロゲンの一種であるエストラジオールが全く似ていない…ということが。
今まで構造が似ている…と聞いていたのですが💦 

Sclareol structure.png

スクラレオール(Wikipediaより)

Estradiol.png


エストラジオール(Wikipediaより)

Isoflavon num.svg

ゲニステイン(イソフラボンの一種/Wikipediaより)

これを見ると、まだエストラジオールとゲニステインの方が似ていますよね。

そして、ゲニステインはエストラジオールの何百分の1程度らしいです。

だからと言って、これが更年期の女性に効果がないというわけではなく、実際に助けられた方がたくさんいる…ということも事実です。今まで、精油の化学を学ぶのは、それぞれの精油の成分を学ぶことにより、安全に使用することだと思っていました。 それは、もちろん変わらないのですが、今回久保田先生がおっしゃっていたのが、それぞれの精油の成分は一つではなく、多くの成分の集合体であり、同じラベンダー精油だったとしても、生産時期、場所など条件によって成分の比率は変わるものなので、ラベンダー精油はエステル類が多い、オレンジ精油はリモネンが多いという一部分だけをみたり、電子座標の分類だけでみるべきではなく、目の前のラベンダー精油に向き合うことが大切で、また、それと同じように精油を使う方の全体を見て、肌が弱いか?体調はどうか?心はどうか?年齢は?…など考え、昔は処方薬を『良くなるように…』と思いながら薬包紙に包んだように、その方に向き合って使用使うのがアロマテラピーではないか…ということが心に残りました。
それが、実際には女性ホルモン様作用から?と思われるクラリセージに通ずるかもしれません。 今までは、こんな症状にはこの精油、こんな状態にはこの精油…と使えるようにNARDで学びフォーカスしてきましたが、それを踏まえ、更に広く見ていくことも考えていきたいと思います。
久保田先生の『化学』、『アロマテラピー』、『安全に使うためには』、『苦手意識を克服してもらたい』それぞれの思いは、有難い位ビシビシ伝わりました。
一瞬(?)思考が止まる時間もありましたが、体験型化学の講座は楽しかったです。
先生には申し訳ありませんが、『化学は任せて!』とまではいきませんが、苦手意識は減ってきました(まだ残っている・笑)。

先生には、熟成させます!と前回お伝えしたので、これから熟成させていきます。

 最後までお読みいただいきありがとうございました😊

明日も笑顔が溢れる1日になりますように…✨

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