皮膚とエフェクテイブタッチⓇ(真皮・皮下組織編)
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東京都板橋区大山の自宅サロン
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ほのかな香りと優しいタッチでカラダとココロが和らぐ時間(とき)を…
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朋香(ほのか)
セラピストのともこです。
お天気も良く、気持ちの良い連休明けでした。
さて、先月の解剖生理学は皮膚についての続きです。

まずは真皮について。
真皮は皮膚の強靭さを保つ役割があるため、コラーゲン線維という伸びない強靭な繊維でできていて、例えば革靴が足になじんで伸びた場合、縮まないのと同じように、一度伸びたら縮まない線維が70%、残りは伸び縮み担当の繊維(弾性線維)でできています。
また、真皮の中のコラーゲン線維はきれいに並ぶという性質を持ち決まった向き(ランガー割線)があり、平行な力には強いのですが垂直の力には避けるという特徴があります。
コラーゲンを注入する美容整形等がありますが、コラーゲンはタンパク質のため体の中では免疫反応により異物扱いとなり、まとめてしまいボコボコになってしまいます。
血管、リンパ管、神経は真皮まで通っているので、皮膚を切ってしまった時に、出血しない時は表皮のみで真皮まではたどり着いていない状態です。
それを考えると表皮の薄さがわかっていただけるのではないかと思います。
神経は、痛覚や温度覚などの知覚神経と自律神経の交感神経のみ通っていて、交感神経が働く(収縮)か働かない(弛緩)で汗腺、血管、鳥肌をたてる立毛筋を支配しています。
真皮の下には、皮下組織があり、ほぼ脂肪です。
皮下脂肪も嫌われていますが、とても大事に役割を果たしています。
中性脂肪を貯蔵することにより、クッションの代わりになり、血管や神経を守ったり、筋肉と骨との摩擦を軽減します。
また、体温を保持します。
胎児や新生児には褐色脂肪細胞が多くあります。
これは、冷えると脂肪から熱を作る細胞です。
ダイエットには褐色脂肪細胞を活性化させるという話がありますが、熱産生により、カロリーを消費してダイエット…ということらしいのですが、根本的に成人には褐色脂肪細胞が少ないです=ダイエットにはなりません(笑)
あとは、真皮と骨格筋・骨をつなぐ役割もあります。
皮下脂肪は中性脂肪で主に、パルミチン酸や、オレイン酸となります。
オレイン酸はオリーブオイルに多く含まれる一価脂肪酸、パルミチン酸は動物性油脂に多くみられる飽和脂肪酸で温度で柔らかくなる脂肪酸です。
施術により皮膚が柔らかくなるのは、パルミチン酸によるのも理由の一つです。
皮下脂肪は、頬、乳房、臀部、大腿(太腿)、手掌、足底などは厚く、眼瞼、鼻背、唇などは薄いです。
真皮、皮下組織の間に入り込むように浅層筋膜(ファッシア)が、ファイバー状に張り巡っており、浅層筋膜が体内の水分が行き渡っていると、筋肉の動きが滑らかになり、ファッシア同士や筋肉と癒着することにより、動きが妨げられ、凝りや痛みが起こってきます。
真皮・皮下組織に与えるエフェクティタッチⓇの影響は
歪んだり癒着した浅層筋膜にアイロンをかけるようにエフルラージュを行い、血流が良くなることにより、浅層筋膜(ファッシア)に水分が行き渡らせることができます。
最後までお読みいただいきありがとうございました😊
明日も笑顔が溢れる1日になりますように…✨