レポ:超高齢社会で活かす、アロマテラピーの幸せな役立て方
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東京都板橋区大山の自宅サロン
ほのかな香りと優しいタッチでカラダとココロが和らぐ時間(とき)を…
aromatherapysalon
朋香(ほのか)
セラピストのtomoです。
昨日のアロマフェスタの備忘録として残したいと思います。
前半の『高齢社会で活かす、アロマテラピーの幸せ役立て方』というテーマでした。
登壇されたのは、在宅診療のクリニックの医師、緩和ケア専門医、訪問看護師、医療従者ではない、現在緩和ケア病棟にて実際にケアとご家族への指導をされているセラピストさんでした。
まず、在宅医療クリニックの先生は、なんと板橋区内のクリニックの先生でした。
現在、在宅医療を受けている患者さんは、45%がガン、10.4%が老人性疾患、9.4%が認知症、脳卒中が6.9%、循環器が5.7%、呼吸器が44.8%とのことでした。
ガンの患者さんが、半分弱というのは、実際に在宅医療をしている家族としては、思ったより多いな…というのが感想ですが、
周りを見渡すと、昨年、知り合いで同年代で親御さんを亡くされた方が2/3がガンで在宅医療(途中から緩和ケア病棟に入院)を考えると、
在宅医療を希望されている方が多いようです。
在宅医療は、ご本人にとって、自宅ということが安心であり、
生活の中にある心地良さ(生活音、匂い、食べるもの、思い出、見えるもの、触れるものなど)=自分らしさの中で生活することを支えることであるとおっしゃっていました。
香り(アロマテラピー)の効果としては、痛みの閾値を上げるということは感じていらっしゃるようでした。
実際の緩和ケア病棟の先生のお話しとしては、
抗がん剤終了の患者さんのケアに当たっているということでした
WHOの緩和ケアの定義からすると、
緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、痛みやその他の身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題を早期に同定し、適切な評価と治療によって、苦痛の予防と緩和を行うことで、QOL(Quality of Life:生活の質) を改善するアプローチであるとなっています。
やはり、緩和ケア=ガンとなってしまうのでしょうか。
残される機能を使って、QOLをあげる。
QOLの向上のためには痛みは薬でコントロールできるが、
気持ちよくはならない(心地よくはない)。
また、終末期になると、薬も効かなくなり、その中で痛みの緩和や、コミュニケーションツールとして、アロマトリートメントを使う。
こちらは先生がアロマトリートメントを実際に取り入れていらっしゃいますが、なかなかここまで介入できている病院は多くはないでしょうね。
訪問看護師で、セラピスト資格をお持ちの方は、死と向き合っている中で、心地よい、リラックスする時間が必要であり、QOLを上げるために、医療従事者ではない専門家が必要とおっしゃっていました。
医療従事者ではない、セラピストさんは、ご自身のお子さんやご家族の闘病のご家族としての経験から、現在緩和ケアに携わっていられるようで、今回登壇されている緩和ケアの先生の病院で、月に2回1日10名程度のトリートメントをされているとのことでした。
医療スタッフとの連携ができていて、月に1度はカンファレンスにも参加し、情報のシェアや相談ができる環境は、患者さん側としても、セラピストとしても、やはり大きな安心材料になると思います。
また、触れることができないときは、香りだけ使うこともあるそうです。
セラピストさんから、看護師さんへ質問として、
『ご家族との信頼関係を築くには?』という質問がありました。
こちらは、患者さん(ご利用者)が受けるていることにより、それを見ている家族も信頼するとのことでした。
看護師さんから、緩和ケアの先生に質問として、
『セラピストと連携して良かったことは?』でした。
こちらは、末期がんのむくみには、リンパドレナージュでは、刺激が強すぎるので、アロマトリートメントが効果があることをあげられていました。
アロマテラピーに関しては、介入できる人に任せていらっしゃるそうです。
QOLをあげるのは、医療では無理と断言されていました。
4名の方に『アロマテラピーを通してできること』という問いに
医療だけがすべてではない。人の心のケア。
医療の現場と患者さん、ご家族の橋架けをしているのがアロマテラピー
医療現場では、ドクター、看護師との連携
触れる・香りのコミュニケーションが取れること
シンプル・安全で誰でもできることを後押しできる。
実際に緩和ケアを学んできたのは
〇患者さんを尊重する
〇、患者さん、ご家族、スタッフとコミュニケーションを取れること
それと、
〇自分を守ること
今回、登壇されたみなさんからがおっしゃってたのは、
・QOL向上(心地よさ、自分らしさ)
・コミュケーション
この2つなのかな…と思いました。
現場の話を聞いて、少しですが、学んだことの色が濃くなったような気がします。
最後まで後までお読みいただいきありがとうございました😊
明日も笑顔が溢れる1日になりますように…✨