セロトニンの別の顔
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ほのかな香りと優しいタッチでカラダとココロが和らぐ時間(とき)を…
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朋香(ほのか)
セラピストのともこです。
今日も暖かめの晴天でした。
日の出も早くなったように感じます。
朝日を浴びるといいと言われますが、朝日を浴びることにより、体内時計がリセットされる…ということですが、それに関わるのがセロトニン。
セロトニンといえば、一番は睡眠に必要なメラトニンを作る材料になるということが知られているのではないでしょうか。
セロトニンは9割以上は腸で作られます。
但し、幸せなホルモンと言われる脳に効かせるセロトニンは、脳内で出来たものだけです。
腸でできたものは、血液脳関門という脳に入るための関所でカットされ入ることができません。
よって、脳で働かせるためには脳で作るしかないんです。
脳で作る際に必要なのが必須アミノ酸のトリプトファン。
お肉に多く含まれています。
そして、糖とビタミンB6
これらがすべて含まれているのがバナナです。
朝食にバナナが適しているのは、糖の吸収が早いから…と思っていましたが、そんな理由からなんですね。
そして、その作られたセロトニンを活性化させるのが、リズム性の運動。
ウォーキングやジョギングなど体を動かす運動はもちろんですが、咀嚼や呼吸も入ります。
そして、朝日を浴びる。
朝日を浴びながらウォーキングをした後バナナを食べる…なんてのがいいのかな?(笑)
何事もバランスですが、何か1つでも取り入れる生活ができるといいですね。
よって、腸でセロトニンが作られるのは正しいのですが、脳では働かない!心に働きかけるセロトニンは脳で作りましょう!ということです。
そして、脳内セロトニンの濃度には男女差があります。
女性の方がセロトニンの濃度が男性より低いため、メンタルに影響があり、そのリスクを防ぐために、エストロゲンやオキシトシンが分泌されやすくなっています。
…ということは、月経周期により気分の上下が変わるのも納得ですよね。
ここまでは、セロトニンで多く語られるところです。
さて、9割以上腸で作られるセロトニンは、皮膚や粘膜の表面の上皮組織にいる肥満(マスト)細胞と言われる免疫細胞や、血小板から作られます。
肥満細胞と言っても肥満には全く関係なく、粘膜の下にいる白血球の1種類です。
ちなみに、この肥満細胞が出すヒスタミンが、アレルギーの症状にも関係してきます。
あまり腸や血小板にいるセロトニンについて言われてることがありませんが、腸にいるセロトニンは、腸管運動を調節しています。
ストレスによる下痢があるのは、副交感神経の働きにより、腸管の運動に関係し、それにはセロトニンの働きもあります。
セロトニンだけではありませんが、これが脳腸相関です。
過敏性腸症候群の治療薬にはセロトニンを働かなくさせるものもありますが、先ほども述べましたがセロトニンに作用すると女性ホルモンのエストロゲンにも影響するため、男女で服用量の違いがあります。
使用の際には医師や薬剤師にご相談ください。
そして、血小板で働くセロトニン。
これは、血管を収縮することにより止血の働きをします。
セロトニンは鎮痛作用がある…といいますが、実は、働く場所により、作用が変わり、脳や脊髄での働きは鎮痛作用がありますが、末梢では発痛物質になるという反対の働きもあります。
ただ、発痛物質はもっと有名なものがあるので、知られていませんが、マウスにセロトニンを注射するとマウスが痛がる…ということもあります。
…ということで、痛みを和らげたり、メンタルに働きかけると言われるセロトニンですが、別の顔もお知らせしてみました。
最後までお読みいただきありがとうございました😊
明日も笑顔が溢れる1日になりますように…✨